中国で会社設立に必要な資本信用証明書

中国語では『資信証明』と呼ばれ、合弁企業、合作企業、独資企業、駐在員事務所を設立する場合に中国当局から求められる私文書です。中国に会社を設立しようとする外国企業(親会社)と取引のある金融機関から同社と取引実績があり信用できる旨を証明してもらう文書です。文書は中国語以外でもかまいませんが、原文が日本語、英語の場合には翻訳会社(会社の定款事業内容に「翻訳業務」がある会社)の印鑑が押印された中国語訳文を添付します。決まった様式がないので各金融機関がそれぞれの様式で発行しますが、最低でも下記項目がないと申請が通らないことがありますので注意しましょう。

当行は●●株式会社と密接な取引関係を結んでいます。●年●月●日現在で下記を証明します。
設立年月日:●年●月●日
所 在 地:日本・・・
代 表 者:代表取締役氏名
払込資本金:●●円
預 金 額:●●円
信 用 状況:信頼するに足るものである

この文書をもって金融機関が中国当局に対して何ら保証するわけではないので、「上記は通知のみであり何ら拘束力をもたない」という一文が一般的に付け加えられます。