海外取引で契約書がなかったら

三味線書士は海外取引に関する書類作成を日々やっています。

この数日間、立て続けに複数の顧問先さまから同じ主旨のご相談がありました。

「海外企業と契約書を締結する前に取引をはじめてしまい、ちょっとまずい状況に」

日本国内での取引が中心だと契約書を作成するしない以前に、契約という概念が希薄になって見積書だけで済ましてしまうケースがよくあります。

(何かあったらそのとき対処すればいいや)

(早く受注しないと他社にもってかれる)

時間が迫っててやむをない場合もあると思います。

しかし、そういうときに限って本当に「何か」が起こるんです・・・

日本に在住する者同士なら手土産もって話し合いに行くこともできますが、海外だとそうもいきません。

インターネット、SNSが便利な時代。メールだけでのやりとりで一度も顔を見ずにすることもあるでしょう。

海外企業との取引で・・・

1.契約書がないので話し合いのベースがない。残された交渉手段は声の大きさだけ。

2.契約書がないので日本と相手国どちらの国の法律で解釈(商習慣を優先)するかでもめる。

3.契約書がないので主張しても無視され続ける。ストレスだけが溜まる。

おもなマイナス要因を3つ挙げました。

これら精神的トラブル、金銭的トラブルを予防するために徹底して守ることはただひとつ。

「契約書を締結してから仕事を始める」

次回は海外企業との取引契約書で絶対はずしてはいけないポイントについて書きます。