強制退去違反罪の新設

出入国在留管理庁は、退去処分に従わない外国人に罰則を科す「強制退去違反罪」を新設する検討に入りました。不法滞在する外国人の身柄が拘束されたあと、本人が出国を拒否し、母国も強制送還に応じない場合の問題を解決するのが目的。不法滞在者の身柄を拘束し、渡航文書の発給申請や国外退去を義務付ける制度が創設され従わない場合は罰則が科される。また、収容者が病気などのやむを得ない事情で仮放免の場合、仮放免中に逃亡した収容者に罰則を科す「仮放免逃亡罪」も新設する。