サンプルを模倣された事件

日本でオリジナル雑貨を企画販売しているD社に、海外から売買契約の問い合わせがきた。販売店契約の話を進めながら軽い気持ちでサンプルを送った。しかし、サンプルを送った後から連絡が徐々に途絶え、1ヶ月後には売買契約の話も自然消滅した。現地出張のときにたまたま立ち寄ったショッピングセンターの店舗にD社製品と全く同じモノが販売されていた。しかし、販売メーカー、販売店は全く知らない会社だった。

× 問題点: サンプルについての取り決め(無償有償、守秘義務、知的財産権)をしていなかった。

○ 対策: サンプルだとしても一人歩きします。事前に覚書や契約書面を交わすことで相手への牽制抑止力になり、悪意のフィルターにもなります。